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向こうの隣人
¥110
ご挨拶商品100円でご案内 ------------------------------------------------------------------ 酒井さんの向かいのアパートの住人と名乗る男、田原から、突然のメールが来る。 「自分の部屋に酒井さんの下着が風で流されて入ってきた。それをお返ししたいのです」 酒井さんは気味が悪い。 気味が悪いはずなのに、どんどん関係が深まっていく、そんな気になる。 酒井さんのメースボックスで話は展開していく。 田原さん、あなたはいったい誰なのよ? ------------------------------------------------------------------ 見知らぬ男と女の往復書簡 メールでやり取りされたそれは ふとしたきっかけの交換日記 たどたどしいラブレター 狂人のひとりゴト 2010 年11 月 著者
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戯曲セット(2010年まで)
¥3,520
2001年~2010年までの8本の戯曲(表紙付き)を収録 2001年『阿佐ヶ谷に零れる』 2003年『うっとうしい夕べ』 2003年『僕の言葉に訳せない』 2004年『2004年、ぼくは普通』 2004年『最高の前戯』 2006年『突端の妖女』 2008年『アイアン・ジョン』 2010年『スリープ・インサイダー』
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『スリープ・インサイダー』セット(2010年)
¥550
私とあなたと私の中のあなた、あるいは記憶された未来にまつわるお話。 第1話 「スリープ•インサイダー」 男は監禁されている。解放されるためには、体内時計だけを頼りに27日間正確に数える必要があるという。 男は失敗を何度も繰り返し、いつしか1000日以上を費やしていた一 男によれば今日は最後の一日。計ったかのように、一人の女がその部屋へ放り込まれた。 「ねえ、ずっとおんなじ人間だったような気がしない?」 そんなことを誰かが言う。 第2話 「哲人の丘」 荒野の丘の上に建つ小屋の中。 一人の男が俯せに倒れている。 その傍らに、片手にトンカチを握った女が座っている。 乾いた風がドアのない玄関から入ってきている。 その玄関に立って中を眺めている一人の男。リュックサックを背負っている。 男は行方不明になった友人を探していると告げる。 女は行方不明になった婚約者を探していると告げる。 俯せの男は口癖のように謝っている。 「神、さま、ですか?」 そんなことを誰かが言う。 戯曲 戯曲表紙 チラシ 当日パンフレット(A4サイズを三つ折で配布したもの) ※チラシと当日パンフレットはデータが現存していませんので、Scan素材となります。
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戯曲『アイアン・ジョン』(未上演)(2008年)
¥440
嵐が近づいている。 引きこもりの子供がいる夫婦。 困りに困った二人は、元教え子で今はカウンセラーの静子を呼び寄せる。 静子と夫は、かつて不倫関係にあり修羅場があったようだが、妻はそれも過去のこととどこ吹く風。 しかし妻の佇まいにはどことなく狂人さを感じる。 ふいに荷物が届く。一つ、二つと。 送り主欄には「タカクラ ケン」と記載がある。 大雨の中、夫の教え子と名乗る男が彼氏を連れてやってくる。 続いて、「ヨシナガ サユリ」と名乗る女も。 まるで夫が台風の目になったかのように、 「見捨てられた感情」や「男になる儀式」など諸々が渦巻き始める。 「いいことを教えてあげます。 自分がどこにいるのか、それが分からなくなったらね、 掌を見るんですよ。 自分の掌をね、じっっと」 そして最後の訪問者が現れる (脱稿:2008年) 戯曲 戯曲表紙
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『突端の妖女』セット(2006年)
¥550
「突端」とは「先っぽ、先端」という意味の他に、「行き止まり」という側面もある。突端に昇った妖女は、これからどうするのか、空に飛び立つとでも言うのだろうか…。 これは異様に高い火葬場の煙突が象徴的な町に住む人々のお話。 7年ぶりに帰ってきた姉と、それを迎える周りの人々。 かつて姉と交際していた女。 その女を慕う女子高生。 その女子高生を追いかける古文の教師…、 「複雑に絡み合いそうで絡まない人間のメチャクチャ」をさらにグチャグチャにかき混ぜて、最後に艶っぽい吐息と一緒に投げつけるボクマクハリ第5弾! 戯曲 戯曲表紙 チラシ 当日パンフレット(A4サイズを三つ折で配布したもの) ※チラシと当日パンフレットはデータが現存していませんので、Scan素材となります。
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『最高の前戯』セット(2004年)
¥550
20年ほど前は「日本で一番沈む町」 として世界から注目を浴びていたこの町も、今やすっかり忘れられてしまっていた。 ある日、その町の喫茶店に八神君が訪ねてくる。 家出した同居人の大谷君を連れ戻しに来たのだ… (当日パンフレットより) 戯曲 戯曲表紙 チラシ 当日パンフレット(A4サイズを三つ折で配布したもの) ※チラシと当日パンフレットはデータが現存していませんので、Scan素材となります。
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『うっとうしい夕べ』セット(2003年)
¥440
ある夫婦が住んでるその家は、その昔喫茶店を営んでいた。 夫の父親が死んで以来、今やラウンジのようになっている。 妻が浮気をした。 夫はその妻を執拗に監視し、束縛するが徐々に自分が保てなくなっていく。 頼まれもしないのに増築したがる建築屋。 突然喫茶店を継ぐといって帰ってきた夫の弟。 そしてある日、夫の同僚が妻を訪ねてくる。 「旦那さん、女の下着をつけているんです」 男はどこまで女に許され続けるのだろうか。 女の母性と情念という「分からないもの=高尚なもの」に対しての男の挑戦と敗北を描き、現代の男女の地平を表出する。 戯曲 戯曲表紙 チラシ
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『僕の言葉に訳せない』セット(2003年)
¥550
ごく普通の一軒家の居間。 姉弟で住むその家の二階は、他人に賃貸している。 何気ない日常に、天井から落ちてきた水漏れとともに、小さな物語が展開されてく。 アリを飼う男。 寄生虫を飼う女。 夢精主義と言われる男…。 しかしそれとは無関係に、いつまで経っても水漏れは止まらないのだった。 女という性への憧憬と拒絶。男という性の未熟さ。冷ややかに燃える嫉妬心。 登場人物は、そういった自分の感情のうねりと個々人の事情とを一対に出来ぬまま言葉として紡いでしまう。発信した言葉や行動は、自分の意思に反して、他者にとっては確かに真実となってしまうのだ。 「その無念さ。その滑稽さこそ人間である」という視点からとらえた上で、「現代の男と女の性」がじんわりと浮かび上がってくる。 戯曲 戯曲表紙 チラシ 当日パンフレット(A4サイズを三つ折で配布したもの) ※チラシと当日パンフレットはデータが現存していませんので、Scan素材となります。
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『2004年、ぼくは普通』セット(2004年)
¥550
ペニスにあざをもった下山君のアパートに、最近知り合った韓国人の彼女が訪ねてくる。 「私、下山さんには抱かれたくない…」と言いに。 日常に潜む傲慢と、生真面目に向き合うとき、人と人は会話などできるのだろうか。 戯曲 戯曲表紙 チラシ 当日パンフレット(A4サイズを三つ折で配布したもの) ※チラシと当日パンフレットはデータが現存していませんので、Scan素材となります。
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『阿佐ヶ谷に零れる』セット(2001年)
¥550
廃業の名曲喫茶。今はレンタル部屋。 一日おきに三人が入れ替わり賃貸している。日曜はお休み。 今日は水曜日。借り主のぞみはオーナーである祖父の通夜帰り。どうやら姉とうまくいっていない模様。 のぞみの唯一の慰めは、月曜と木曜に借りているあの人からの伝言だけ。 そんな彼女の悩みなどつゆ知らぬ火曜と金曜に借りている山本は、なんだかのぞみに横恋慕。 それはさておき、シャイな友人・池端のため、ナンパした女の子と彼を部屋で出会わせるのだが…。 日常の口げんか、恋愛のもつれ、姉妹のいさかい、 裏切り、軽めの性倒錯、合意したセックス、合意のないセックス、理由のある殺人、理由のない殺人…。 すべてがあって、すべてを見ることはないミクロコスモス。 想いは澱のように潜み、突然零れ出す。 (演劇◎定点カメラより) 戯曲 戯曲表紙 チラシ 当日パンフレット(A4サイズを三つ折で配布したもの) ※チラシと当日パンフレットはデータが現存していませんので、Scan素材となります。
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荒野のテクニシャン
¥440
短編小説集&アフォリズム的小文 -------------------------- 荒野のテクニシャン いつからだろう? あたしのことを好きだって言ったあの智志くんは、なんだかあたしの弟みたいになついてる。あたしはきっと好きじゃないんだけど、てか全然好きじゃないんだけど、Hだけは好きで、好きなんだけど、智志くんとのHはあんまり好きじゃないって2回したら分かっちゃって。 でも智志くんはいつのまにかあたしになついてる。ヤだなぁそういうの、とか思っても智志くんはあたしとのHがまだ好きみたいだから上手く断れない。 まいった。 こないだだってそう。 智志くんは芸大の3年生で、空間デザインとかいうところに通ってて、そんだから「課題」ってのがあるらしいんだけど、あたしはそんなのよく分かんない。あたしはだって四大の政経学部だもん。で、智志くんは課題が出されるといっつもネガティブなメールをしてくる。もうなんにもできない、とか。さいきん歩道橋にずっと立ってて警官に職質された、とか。ぜんぜん寝てない、とか、胃が痛い、とか。常に吐き気がする、とか。電話してもいい?、とか。 . . . -------------------------- ※ブログboku-makuhari日記(現存なし)より抜粋、再構成されたものです。 ※2010年に編纂された作品です。
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ボクマク式身も蓋もない演技入門
¥440
目次 総論 ①戯曲を読む。 ②戯曲の裏ルールを読み解く。遊びを探す。 ③やってみる。 ④演出を受けてみる。 ⑤戯曲の裏ルールと、遊びの範囲を更新する。 各論 第0章 俳優の仕事 A 俳優は膨大な情報を伝える義務がある B 伝えるべき情報の力点の転換について C だから俳優の伝えるべき情報はほんの少しである 第1章 演技とは技術である。 A 遊びを実現するために ①読解力(役割を見極める) ②演出力(遊びを探す) ③技術力(遊びの実現と更新・エコロジーの問題) ④忘却力 B 見た目の技術(技術の確認) ①自分の癖・他人の癖 ※自分の魅力資源(第一特性及び第二特性)を確認して、再び獲得する。 ②バーバル(言語)、ノンバーバル(非言語)、セミバーバル(音の高低・強弱など)について C 裏切りの技術(技術の加算) 3つの性格(観客を安心させといて、最後は裏切って勝ち逃げる) D 感情の技術(感情の組み替え) 感情の代入/限られた感情資源 E 佇まいの技術 自分の第一、第二特性を利用する または抗う。 第2章 しかし、結局なにをやっても自分でしかない 第3章 演技とは武装であり、最後にはその武装を脱ぐことである。 A 脱ぎ方の作法について B 再びエコロジーについて 第4章 だから演技とは技術だけじゃない。 A「私は魅力だ」と「私は魅力的じゃない」を認め魅力に加算する B さらに必要に応じて「私は変だ」も認め魅力に加算する C そして最後にそれら全てを知らんぶりする(忘却力) E 魅力をコントロールする F すると「なんかァ、あの俳優雰囲気あるよねェ」の出来上がりである ※ブログboku-makuhari日記(現存なし)より抜粋、再構成されたものです。 ※2006年の作品です。